心や身体の悩みを改善するために行う施術を総じて私は「セラピー」といっています。
例えば、体調不良で病院にいったときに医師から、「精神的なものですね。」とか「ストレスですね。」 といった診断をされたことが、あなたにはありませんか?
検査をしてみて原因がわからない症状はだいたいストレスが原因と診断されることが多く痛み止めや軽い精神安定剤や睡眠薬などの処方を基準とした治療が現在行われています。つまりストレスや悩みというものは、心と身体や日常生活に大きな影響を与えています。
そもそも同じ一つの身体の中で起きていることですから心と身体をわけて考えることの方が土台無理なのです。またお薬をもらって服用したとしてもそれは根本的な改善にはなりません。
なぜなら原因であるストレスや問題・悩みが取り去られない限り心や身体の不調は続く可能性が高いからです。そこで、根本原因となっている心や身体の悩みを改善するのが心理セラピーや心理カウンセリングです。
しかし、心理セラピーと心理カウンセリングどちらかと言えば「心理カウンセリング」という言葉のほうが聞きなれているせいか「統合(心理)セラピー」も同じ手法だと思われている方が多いようです。
そこで、私の行う統合セラピー(心理セラピー)と心理カウンセリングの違いを説明しますね。まず心理カウンセリングは、直訳すると「お話」や「相談すること」を指します。統合セラピー(心理セラピー)は、お話を聴いた上でさらに心理的なアプローチを行うことを言います。
具体的には、あなたからお話をお聴かせいただき、
何に悩んでいるのか?
苦しんでいるのか?
本当はどうなりたいか?
などセラピスト(私)も一緒に内面を探っていきます。これが、いわゆる「カウンセリング」です。そして、カウンセリングから得た情報を元にあなたに合った統合セラピー(心理セラピー)のセッションを行っていきます。
また心理セラピーの手法には沢山の種類があるのですが私はできるだけ多種多様な症状を持ち合わせたクライアントさまにマッチしたセッションが行えるように1つの手法にこだわらず数多くの心理セラピーの手法を使っています。
私が活用しているセラピーの手法についてはこちらをクリックしてください
医師とセラピスト(カウンセラー)の大きな違いとしてまず医師は病気の診断を下すことができますがセラピスト(カウンセラー)はできません。
心の病に対しては精神障害者手帳と自立支援医療という制度がありこれを受けるためには医師の診断が必要となります。
また、職場を心の病で休職する際の手配、傷病手当の手続きにも医師の診断が必要となりますので覚えておきましょう。
医師は薬を処方できますがセラピスト(カウンセラー)はできません。心の病では、薬によって症状をコントロールする必要がある場合がありますのでそのような場合は、通院が必要となります。
医師の一番重要な役割は、心の病に対する対応として脳という臓器を視点を置き、症状に合わせて適切な薬を適切な量で処方することです。
あなたのお話を聴く中で、精神的などの部分が悩みと関わっていてどうしていくことが望ましいかを考え、サポートしていくということはセラピスト(カウンセラー)の役割です。
もちろん、医師で心理療法を学んでいる人はおられますが現状の医療制度では、医師が十分にあなたの話を聴く時間を取り適切な関わり方をしていくことは困難でしょう。また時間があってもそれを専門的技術として持っている医師は少ないのが現状です。
医師には、あなたの心と身体の状態を正確に漏れることなく伝えることが大切です。あなたからの情報が正確でないと医師は正しい薬が処方できませんので医師の前で話すべきことは、あなたの現在の状態です。
そして『悩みの相談』はセラピスト(カウンセラー)にしましょう。医師でも、いろんな悩みの相談に的確なアドバイスのできる方はおられると思いますが悩みを聴くことが本来の仕事ではないので悩みを話すことであなたの症状を上手く伝えられなければ処方される薬に影響が出ます。
心の病は目に見えないので、どの薬を、どれだけ出すかの判断は医師に伝える話の内容に大きく左右されるので病院では症状についてしっかりと伝え『悩み』はセラピスト(カウンセラー)に聴いてもらうことをオススメします。
私には、とりあえずあなたが話せることから何でも話してください。上手く話せなくても結構ですし話したくないことは一切話す必要はありません。個人セッションでは基本的にあなたが話したいことを話していただくことが重要でその話の中で重要なところにセラピストである私が焦点を当てプロセスを後押しし、その後の展開を促進します。
まずは、あなたが話したいことや話せることを私にお聴かせてくださいませ。
世間では、まだまだ心理セラピー(カウンセリング)に通う人は心に特別な異常を抱えた人だという認識があるようです。
確かに、心理セラピーの個人セッションに来られる方は何らかの異常を自覚していて悩んでいるから来られるわけですが抱えている異常や悩みは、決して特別なものではなく誰が抱えてもおかしくない異常や悩みなんです。
ここでちょっと考えてみてください。
○○だから異常、○○だから普通。
そもそも「普通」って何なんでしょうか?
普通という概念自体がそもそも曖昧で本来は誰もが何らかの精神的な歪みや偏りは持っていて、時にそれが環境から受ける刺激と混ぜ合わさりストレスを増加させることで精神、身体、行動の異常を生むのです。
そして心理セラピー(カウンセリング)では、精神の異常だけではなくストレスに伴った精神、身体、行動の異常に対して改善するアプローチをしているわけです。
精神、身体、行動の異常は、自覚、無自覚に関わらず誰もがある程度抱えているものであったり、過去に抱えていたものであるのでそういった意味でも、本来心理セラピーの対象となる人は決して世の中の一部の人達でありません。
誰もがいろんなものを背負って生きているので、時折それが重く感じたり、仕事や家事ができないような体調の変化に繋がったりした時にひとりで抱え込まず気軽に相談していただければと思っています。
よくお問合せいただくのですが心理セラピー(カウンセリング)って、『所詮、話を聴いてくれるだけ』とか『心の癒し』だと思っておられる方は少なくないようです。
確かに、話を聴いているだけの時もありますし個人セッションを受けた結果として心が癒されるという場合あります。でも私は、あなたのお話を聴くことも心を癒すことも目的としていません。私の目的は、ただ一つ…あなたの社会適応です。
社会というのは、決して仕事をすることや学校に行くことを指すのではなくあなたらしさを持って人とのコミュニケーションをはかり心身ともに健康で過ごせることと考えています。
人は、決して一人では生きていけませんが心理セラピー(カウンセリング)に通う方の多くは人とのコミュニケーションに不安を抱えています。そして、社会適応に対する不安は心の病の発症とも大いに関係しているんですね。
心理セラピーでは、あなたの心理、認知、思考、行動、人格、気質そして過去、現在、未来へのアプローチを通じて、心理、認知、思考行動の改善、心の病の克服をサポートしていきます。あなたのお話を聴くことは、そのための手段のひとつであり必要があればアドバイスをすることもあります。また心の癒しも社会適応の過程にある通過点に過ぎません。
私が個人セッションで相談される内容は心の病だけではなく、仕事、恋愛、夫婦関係、育児、スポーツなど多岐にわたります。それは、あなたが本来持っている自分らしさと可能性に気づき活かしていってもらうお手伝いを私がしているからです。
私との個人セッションでは、あなたの可能性を引き出すと同時にたくさんの人との出会いから心理セラピーの可能性を高めていきたいと考えています。
初対面の人に、私は心と身体の専門家です!というと「なんか心を読まれそう」と言われたり若干警戒心を強めているなって感じることがあります。
セラピストも、お医者さん、美容師さん、大工さん、弁護士さん税理士さん等と同じように、その職業の専門性や知識を高めた人で特別な能力が備わった人でも胡散臭い人でもありません。(笑)
セラピストも他の職業と同じでセラピストの人間性がダイレクトに個性として表れるので一概に、これが「THEセラピスト」だということって難しいんですね。ただひとつ共通していなければならないこととしてセラピストは、あなたの社会適応をサポートする存在でありあなたを害したり、依存させてはならないということです。
どんな心理療法を活用しどんなスタイルで個人セッションをしているかというよりもひとりの人間として、あなたと対等な関係を築けるかということの方がセラピストとしては大切なことなんじゃないかと私は思います。
ですので、セラピストやカウンセラーを選ぶ時、この人はセラピストやカウンセラーとしてでなくてもあなたとの人間関係を誠実に築けそうな人かどうかを基準にしていただければ良いと思います。
あなたと私が誠実な人間関係を築けそうかどうかは、ここをクリックして体験者の声を参考にしてみてください。
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