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“えこひいき”の裏に隠れた心理状態とは?

あなたは、今まで学校や会社などで“えこひいき”をされたことがありますか?

私も経験がありますが、えこひいきはイヤなものです。そんなえこひいきで、過去に私が職場で経験した“学閥(がくばつ)”についてお話しようと思います。

その前に、学閥とは同じ出身校や同じ学派の人々がグループになり、その仲間以外を受け入れず、同じ仲間を優遇してしまうことをいいます。

さて、私が以前勤めていた職場でのことですが、T大学出身の工場長が、同じT大学出身の後輩に“えこひいき”をして出世を早めたり、チャンスを与えたりしていました。

その裏では、実力があるのに工場長と同じT大学の出身でなかったということだけで、中々チャンスをもらえない人もたくさんいたんですね。

ちなみに私は高卒なので、もっと扱いがひどかったですが…私のことはさておき、工場長にしてみれば決して“えこひいき”しているわけではなく、その他の大学出身の後輩より同じ大学出身の後輩の方が自然と優秀に見えてきてしまうものなんです。

では、なぜこのような一見すると“えこひいき” な見解が生まれてしまうのか?

そのことについて、心理学者のマルケスとパエズが説明していますが、社会カテゴリーが外から受ける価値や評価は、それを構成する個人の価値や評価に反映されるといっています。

つまり、自分が所属するグループが、外から高い評価を受ければ受けるほど自分についての評価も高く感じるんですね。

そして、人は自分の価値や評価を高く維持することで、自分自身を肯定的に受け入れようとするわけです。そこで、上記の工場長で言えば…

大学出身の後輩を高く評価する

自分を含んだグループの評価が上がる

自分自身の評価も上がる

自分を肯定的に受け入れられる

このように、一見“えこひいき”に見える見解は、実は自分への“えこひいき”になっているんです。

つまり「彼は、なかなか優秀だろ!」の裏には「俺って、なかなか優秀だろ!」という言葉が隠されているということなんですね。

では、もし自分を含んだ社会カテゴリーに、とても好ましくない人がいたらどうなるでしょうか?この理論には、もうひとつの考え方があります。

このような場合、人には“えこひいき”とは逆に自分の価値や評価が下がる可能性が強まり、その好ましくない人を排除しようとする心理的な働きが現れるんですね。

つまり、その好ましくない人をきわめて低く評価し、同じカテゴリーから切り離すことによって自分への評価を保とうとするわけです。

このような現象は、異質な者を集団から排除するという「差別」「仲間はずれ」を生み出すことにつながります。

またグループにおいて、評価が高ければそのグループの“誇り”となり評価が低ければそのグループの“異端児”として排除されてしまう。

そうなると、“学閥”というグループは、単なる各メンバーの「おだて合い」または「仲間はずれ探し」にすぎないということなのかもしれませんね。

ですから、このような他人の努力に依存するより自分で努力を積み重ねて自他共に自己評価を高めていければ“えこひいき”という色眼鏡をはずすことができるかもしれません。




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