「あぁ~、もう!ストレスがたまるなぁ… このストレスをなくしたい!」
もしかしたら、あなたもこのようなことを思っているかもしれませんね。でもストレスがまったくないという人はいません。また、ストレスは悪者のように思われがちですが「良いストレス」もあるんです。
良いストレスは適度に緊張感を与え、私たちを成長させてくれたりします。だから、ストレスがたまったからといって悲観してばかりいる必要はないんですね。では、どんなストレスが良くて、どんなストレスが悪いんでしょうか?
実は、あなたの対処法によって変わってくるんです。たとえば、あなたが仕事で大きな失敗をしてしまったとします。そこで「どうせ私はダメなんだ。何をやってもダメかもしれない」と考えた場合、それはあなたにとって悪いストレスになります。そこで、ものの見方を変えてみます。
「100%、完全に失敗したわけじゃない!10%はうまくいったかもしれない!」
その10%を把握し、努力していこうと決めたとき、それは良いストレスになるんですね。「もうどうでもいいや!」と逃げてしまえば、ストレスがなくなったことになりますが失敗は失敗のままになる。だから、また同じ失敗をしてしまう可能性も高いんですね。
では、ここで「悪いストレス」を「良いストレス」に変換させるコツを、いくつかご紹介しますね。
ものの見方を変えてみる (情動焦点コーピング) |
起こったことに対し、逆のことを考えてみるなど違う見方を探してみます。 |
(例)「彼は、いつもボーっとしてて、本当にイライラするわ!」 ↓ 「私があせりすぎなんじゃない?彼のような落ち着きが私に必要かも?」 |
小さなことを積み重ねる (問題焦点コーピング) |
自分でコントロールできる範囲の小さなことを積み重ねていくことで、目の前の大きなストレスに対処していきます。そうすることで、つらかっただけのストレスが適度な緊張感となって、いいストレスになります。 |
(例)「もうすぐ大事な会議でプレゼン。考えすぎてプレッシャーに押しつぶされそう…」 ↓ 「今できることを、ひとつずつやってみよう!今日はここまで」 |
人間関係を整理する |
ストレスの原因が人間関係になっている人は、人との距離感がわからなくなっているのかもしれません。一度、整理してみましょう。自分から精神的に近い距離にいる人、中間にいる人、遠い距離にいる人を並べてみます。たとえば、こんな感じです。 (A) 彼、夫、親友、両親 (B)友人、親戚 (C)上司、先輩、取引先 |
あなたは(A)~(C)の人まで、すべて同じ扱いにしていませんか?
(A)の人の言うことに敏感になるのは自然なことですが(C)の人に対しても同じように感じる必要は全くないんです。なぜなら、その人はあなたの人間関係という風景の中で、ずっと遠いところにいる人なのですから。
つまり、あなたがそれほど影響を受ける必要はないんですね。このように、自分の人間関係を上から見渡す風景のように眺めてみると、いちいち人の言うことに振り回されるという事態がなくなっていくと思いますよ。
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